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【スペイン語要約】

頑張れ!チリ

2010年2月27日、チリは自然の大きな驚異に震撼しました。コンセプシオンの北東150キロ、カウケンの南東63キロを震源地とするM8.8の大地震の強い揺れは広い地域に及び、
北はペルーのイカ、東はブエノスアイレスやサンパウロにまで達しました。


被害が大きかったのは、バルパライソ、サンチアゴ都市部、オヒギンズ、マウレ、ビオビオ、そしてアラウカノ地方で、チリ全人口の80パーセントにあたる1300万人が被害を受けました。 この地震は1月に起きたハイチ地震の31倍の強度で、その178倍のエネルギーを放出し、これは1945年に広島に投下された原子爆弾の10万個分に相当します。震央は海岸に近い海底であったことから、地震に連動して起きた津波により、被害が拡大しました。


大量の海水が猛スピードで襲い、マウレ、ビオビオなどの海岸地帯を瞬く間に飲み込んでいき、壊滅的な状況となりました。 しかし、チリは戦うことに慣れている国です。進歩と近代化に向けての道を立ち止まることなく歩み続けるために、立ち上がるでしょう。疲れることなく働き続ける人たち、夢と希望を失わない若者たち、とりわけ、育ち、生活するために美しい国を必要とする子供たちの無邪気な笑顔が再建に向けての大きな力となるでしょう。