チリ大地震・東海日本チリ協会「チリ地震救援募金」発足 (受付を終了いたしました)

ご報告 みなさまの温かいご支援により義援金をチリに送金することができました。本当にありがとうございました。 義援金の詳細についてはこちらを御覧下さい。

現在、受付は終了しております。みなさまのご協力ありがとうございました。

2010年2月27日午前3時34分(日本時間午後3時34分)ごろ、M8.8の強い地震がチリで発生しました。死者は3月1日現在700人以上、行方不明者も多く、犠牲者の数は更に増え続けると思われます。震源地は中部のコンセプシオンの北北東115キロ付近で、最も被害の大きかったのはアラウカニア地域から第5州(バルパライソ)の辺りです。

コンセプシオンでは多くの建物が破壊され、死者350人、倒壊した建物にはまだ多くの人が下敷きになっているとみられます。チジャン、ロスアンヘレスなどでも電気、水道が止まったままです。また、リナレス、タルカでは家を失った多くの人が道路で寝ている状態です。

その後の津波の被害も深刻で、海岸地域ティルア、コンスティシオンでは、多くの家が流され、ディチャトでも80パーセントが洪水の被害を受けました。タルカウアノでは5メートルの高波を記録したとのことでした。夏休暇の最終週であったため、多くの人が海辺にいたことや、軍による津波警戒警報の発令が遅れたことが被害を大きくしたようです。

震源地から450キロ離れた首都サンチアゴでも建物の損壊や、橋が崩壊するなどの被害が出て、道路も寸断され、国際空港は現在(3月1日)のところ数便が着陸していますが、正常な運行には時間がかかりそうです。また、本日、治安維持のため、第7州と第8州に夜間外出禁止令(午後9時以降)が出されました。今でも余震は時々あり、これは2ヶ月間ぐらい続くだろうといわれています。

今回の地震は1970年5月にバルディビアで発生したM9.5の地震に次いで2番目に大きなものですが、約3分間続いた揺れは凄まじいものだったということです。地震発生後は通信が途絶え、現地の方々の安否が心配されましたが、幸い無事とのメールも何通かは届きました。しかしながら、たくさんの人々が被災し、死者が千人を超すとの予測もあり、極限状態にあることに変わりはありません。救出活動が迅速に進み、一人でも多くの方が助け出されますよう、また被害地区の皆さんの生活が一刻も早く正常な状態に復興できますよう願って止みません。

被災された方々のお役に立ちたいと考え、当協会では「チリ地震救援募金」を設立しました。皆様の温かいご支援をいただければ幸いです。お寄せいただいた寄付金は、チリ国の智日経済委員会、及び中央日本人会へ送り、復興活動への資金とさせていただきます。

東海日本チリ協会
副会長 梅田美代子

頑張れ!チリ

チリからチリ地震の画像が届きましたので転載いたします。

ページは左のイラストをクリックするかこちらを御覧下さい。

送ってくれたのは、岐阜大学病院に文部省の留学生として来ていた人で、岐阜在住の間は東海日本チリ協会の活動にも協力してもらいました。